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「プラネット・ラダー」 ~陰の主役は君だったんだ
2010/04/25/ (日) | edit |
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「プラネット・ラダー」全7巻(作:なるしまゆり) 1998年~集英社・クリムゾンコミック



ファンタジー映画を、理解できないと言う友達がいました。
この世界はどこにあるんだとか、なんで空を飛べるんだよとか、それってオカシイだろって話をしてました。
そんなにリアル求めるのに、なんでファンタジー映画なんか観るんだよって思ったものです。
「プラネット・ラダー」は、物語にリアル観を求める人にはついてこれない漫画です。
この物語は不思議運命を持つ少女が、異世界を旅する冒険ファンタジーです。

主人公のかぐやは、黒髪で碧眼(青い瞳)の少女。
彼女は自分の生まれを知りません。 幼い時に、まるで戦災孤児のような姿で道端に倒れていたんだと、伝え聞いているだけです。
彼女が覚えていたのは、カグヤという名前と4歳だということだけ。
その後は春山かぐやという名前で、養女として育てられます。

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かぐやが何度もで見る、ある記憶のモノローグが、この物語のカギになります。
それは燃え盛るの中、泣きじゃくる幼い彼女の手を引いてくれる少年の夢です。
左手を失い傷だらけの姿で、残った右手を差し出してくれる男の子記憶

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そんなかぐやのもとへ、あからさまに普通じゃない者達が現れます。
かぐや「カグヤ様」と様付けして呼ぶ、イドゥという名のおっさん。
片や、大鎌をふるう冷たい目をした「狂皇子」セーウ

そして、異世界へと飛ばされるカグヤ
そこは多重宇宙のひとつです。 同じ時間軸の中に存在する別の地球でした。
別次元のいくつもの宇宙に別の地球が存在し、そしてその全ての世界が、終末へ向かっている事実を知るカグヤ

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この多重世界には、伝承があります。
それは「あなないの娘」に選ばれたひとつの世界だけが、滅亡から救われるというものです。
あなないの娘が自分であることを理解するカグヤ
悩み苦しみながらも、色々な人達の助けを受けながら、彼女はを探そうとする。

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これは、終末へ向かう宇宙の運命を変えようとした少女、カグヤ姫の物語。
「生ける武器」とか、手を引いてくれた男の子「カガミ」とか、「最後の皇子」セーウとか、それまで散りばめられた終着へ向けて一気に集約され、ひとつの答えへ結びついていきます。

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終盤カグヤ自身が気がつく、「あなないの娘」と言われる伝承の意味。 最終巻で主要人物達が会して突き進む終焉
そして全てが過ぎ去った後、最後の最後で我々は、「運命の少女」本当意味を理解します。
彼女が生まれたことが、カグヤ誕生こそが、意味で世界を救うカギになるそのことを。

そのラストでは、が出そうになりました。 思わず「がんばったね」 と、「彼」に向けてそう呟きたくなるほどに。
読み出すと、途中で止まらなくなる作品です。


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大好きな作品です。
ふと本屋さんで目がいって、買ってしまいました。
「好き嫌いは別れるだろうな」というのが本音です。
でも、好きな人は間違いなくハマります。
全7巻と、短いですが、
その中にぎゅっと色んなメッセージが入っていて、
それぞれの人物の個性に、どんどん引き込まれました。
色んな漫画を読んできましたが、
私の中で間違いなくNo.1の漫画です。

全て読み終えた時、
なんともいえない「ありがとう」という気持ちになりました。
2012/06/20(Wed) 10:27 | URL  | ちさと #GC9YGxxE[ edit]
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2012/09/20(Thu) 10:08 |   |  #[ edit]
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