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「はいからさんが通る」 ~色あせてくる時間を時には
2010/05/02/ (日) | edit |
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 「はいからさんが通る」全8巻(大和和紀) 1975年~講談社・週間少女フレンド



ずっと前に読んだ漫画を今になって読み返すと、どんな感想を持つんだろう。 そう思って古い表紙を開いてみる。

その世界にトリップするのが得意と言っても、子供の頃と同じ感受性を持ってる訳じゃありません。 経験して知ってしまったズルさ汚さが自分の中にあるから、ただ純粋に見つめた世界はもう見えません。
ちょっと斜めから眺めている、そんな自分を発見します。
本を手にする年齢で、作品に対する見つめ方が変わります。 だからこそ尚更、子供の頃に感じたわくわくとか切なさの記憶は、忘れないで大事にしたいと思う。

「はいからさんが通る」の背景は大正7年です。 大正デモクラシーという思想や風潮と言っても、当時は正直よく判ってなかった。
むしろこの漫画で、そういう日本が移り行く時代なんだって理解したんじゃないかと思います。
年号を覚えるのが嫌いだったこともあって、歴史の授業って好きじゃなかったしね。 

過去の出来事を知るのが好きになったのは、テストのための勉強が必要なくなった後くらい。
横山光輝さんの「三国志」全60巻も、2回は完読してます。 歴史が好きになったこともあるけど、これはむしろゲームの影響w

「はいからさんが通る」は、番外編を含めて全8巻です。
友達の姉さんの蔵書の中にあったのを借りて 面白くて一気に読んだ。
この漫画で、少女漫画というのは登場人物のバックが舞うんだなって納得しました。
伝説を目にしたようで嬉しかったw

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初めて読んだ時は、主人公の紅緒さんを心から応援してました。
今ページをめくると色々突っ込みたい部分が目に付いて、それが気になってしまう自分が悲しいね。 

花村紅緒(はなむらべにお)は、淑女たることを美徳とする時代風潮の中で、飛びぬけてじゃじゃ馬なはいからさんです。

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竹刀を握れば無敵の強さ。 もって酒乱トラブルメーカーです。
酒乱って・・・ 紅緒さん登場時は17歳だったハズなんだけど。
決して美人な訳でもなく、周りからは「ちんくしゃ」「丸顔」「えぐれた胸」などと言われてます。

親が決めた結婚なんかまっぴらなはいからさんは、許婚伊集院少佐に最初はつっかかります。 そして次第に轢かれます。
少佐が戦地で死亡を伝えられても、それを信じず待ち続ける程に、彼女は伊集院少佐を愛してしまう。

この紅緒さんの芯の強さバイタリティー、そして一途さ魅力な漫画です。
女性の自立を認めない時代だからこそ、それがとても大切な輝きを持っています。
恋愛ラブコメだけど、女性自立することに焦点をあてて描かれています。
もう、女性が強くて自立しまくりのの時代だと、大和和紀先生のこの世界は見えにくいですね。

序盤はコミカル路線突っ走りだけど、次第に重たい話になっていきます。 紅緒さんでなければ乗り切れないと思える、辛い状況もある。
少尉無事を信じて待つと決断し、長かったをばっさりと切る紅緒さん。
この時に彼女は、少女から女性へ変わったんだと思います。

女性の視点から見る紅緒さんがどう映るのかは判らないけど、女性として自立していく紅緒さんが、どんどん魅力的になっていきました。

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ページを少し開くと、時間過去へと流れます。 古い漫画に感じるその時代の臭いって、なんだかいいね。


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