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「風の谷のナウシカ」 ~清浄の地へ誘う風の少女
2010/06/13/ (日) | edit |
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「風の谷のナウシカ」全7巻(作:宮崎駿) 1982年~徳間書店・月刊アニメージュ



アニメ映画界の第一人者、宮崎駿監督。
「千と千尋の神隠し」とか「もののけ姫」とか「となりのトトロ」とか、有名なアニメ映画作品の名前が次々と上がります。
そういえば「ハウルの動く城」は、映画より前に原作小説を読みました。 小説だと「ハウル」の物語は映画より先の話があります。
その宮崎駿さんが長編漫画として世に送り出しているのが、「風の谷のナウシカ」です。
あのアニメの巨匠宮崎駿さんの描いた漫画っていうだけで、期待する人は多いでしょう。

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「火の七日間」と呼ばれる、世界が一度燃え尽きた最終戦争から一千年余の未来
僅かに生き残った人々は毒の森巨大な蟲(ムシ)達の侵蝕に怯えながら、新たな文明と価値観の中で生きています。

その村は、海からの森の毒を寄せ付けない辺境の「風の谷」。 ナウシカはこの村の族長の娘です。
彼女は村人から「姫様」と呼ばれとても慕われています。

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動物達はもちろん、人々が恐れる達とも心を通わせることのできる、不思議感覚を持つ少女
ナウシカ微笑みは、全ての人を穏やかに包み込む木々の木漏れ日のようです。
そしてを手にする時、に舞い上がる時、彼女のには炎のように激しく強い意志がみなぎります。
聖女のように優しく人の未来を憂いながら、修羅のように激しい熱情で駆け続ける少女

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ナウシカの年齢は16歳。 服の上からでも目立つ豊かなは、全てのものへの優しさに満ちた彼女の暖かくて柔らかなイメージを伝えます。

世界を埋め尽くすように拡がり続けるの森、腐海(ふかい)。
汚染された水や砂漠の大地。
今や世界のとなっている巨大な昆虫生命、王蟲(おーむ)。
そして復活を待つ古(いにしえ)の巨神兵

このような世界にあってなお侵略の争いを止めない人類に、未来があるとは思えません。
何処までも傲慢な人間達は、腐海に埋め尽くされる世界の終わりを恐れながら、ただただ奪い、憎しみ、争いあう。

そんな世界をたった一人で救おうとするナウシカ。 そのは果てしなく、そして危ういものです。

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ナウシカ腐海を知りたいと願います。
争いの渦中でも未来への可能性を必死に探り続ける彼女は、腐海の謎の向うに未来模索します。
自身の持つ不思議感覚と、心を通わせる王蟲意志に導かれながら。
そうしてナウシカ意識は次第に、人に限らず全ての生命未来を見つめるものへと高まっていく。

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それは自然からの報復に晒される世界です。 人類過ちが招いた過酷な世界。
それでも彼女は、自然との共存の道を求め続ける。
その信念は揺らぎません。
周りの人達影響を与え、人々を変えながら、ナウシカの終わりの見えない冒険は続きます。

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宮崎駿監督のアニメ作品の多くは、自然への賛美愛情に満ちています。 環境破壊に対する憂いが溢れています。
そういう意味でこの漫画「風の谷のナウシカ」は、いかにも宮崎さんらしい物語です。

描かれる終末世界の端々に、人類の未来に対するメッセージが響きます。
そしてこのどこまでも優しく、どこまでも強い少女の姿に、次第に切なさが募ります。
空を舞う飛空凧メーヴェに乗ってのように、のように舞い上がるナウシカ
その少女の慈しみの笑顔に惹かれない人はいないでしょう。

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宮崎アニメが好きな人にとって、この漫画「風の谷のナウシカ」は感涙ものの名作に違いありません。
ナウシカは何処まで行くのか。
青き衣の風の少女と一緒に、生命未来を探る旅をしましょう。



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