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「7SEEDS」 ~その世界は全員が主人公
2010/06/19/ (土) | edit |
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「7SEEDS(セブンシーズ)」(作:田村由美) 2001年~小学館・別冊少女コミック 



少女漫画家の中で、冒険SFのジャンルを得意にする異色の作家、田村由美さん。 ・・・ このフレーズって「BASARA」の時にも使ったような。

(記事はコチラ)→ 「BASARA」

現在は雑誌「月刊flowers」に連載中の「7SEEDS」 。 話が進むほど引き込まれます。
この漫画は、1巻2巻で手を止めてはいけません。
この辺りはまだ序章にすぎない。 主要な登場人物も揃ってません。
そこで既に登場している人達にしたって、彼等の魅力がまだまだ見えません。

読み進むほど、登場するキャラクター個々の内面が深く描かれます。 そして彼等には成長変化がある。
今現在もなお、彼等の魅力は大きくなる一方なのです。

話の設定上、登場人物の全てが大切な存在です。
話の流れとして二人の女の子が主人公の位置にいるけど、この「7SEEDS」全員メインと言ってもいい物語。
だとすると、メインは総勢30名にもなっちゃうけどね。

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この「7SEEDS」がどんな話かって言うと。
未来の話です。 どれくらい未来なのかは判りません。
シェルターに残された帆船がちゃんと動いたくらいだから、さほど遠くない未来ってとこでしょう。
そこは人類滅亡した後の未来です。 そんな未来へ、「コールドスリープ(冷凍睡眠)」で送られた者達の物語

「春のチーム」「夏のAチーム」「夏のBチーム」「秋のチーム」「冬のチーム」という5つのグループが登場します。 そしてこのグループは、もともと7名で構成されていました。

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話は夏のBチームが目覚めるシーンから始まります。 そこは船の上。
この物語の今後イメージさせるように、波に翻弄される船上の者達。 それはまるで、これからの冒険暗示するようなです。

彼等は何も知らされないまま未来へ送られました。
なぜその場所にいるのか彼等は知りません。 世界滅んだことも知らない。
いつも通りの一日から次に目覚めた時、知らない場所にいて、周りに知らない人達がいたのです。
そして先の見えない冒険が始まる。

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5つのチームは、バラバラの場所で目覚めます。 コールドスリープ装置のコンピューターの判断にズレがあるため、この世界で過ごした時間にもズレがあります。

前述の、目覚めのシーンから始まる「夏のBチーム」
二人の主人公の一人、岩清水ナツ(いわしみずなつ)は気の弱い女の子です。 この過酷なサバイバルの中での、彼女の成長を応援してしまう。

チームワークよく、既に前へと歩き始めている「春のチーム」
主人公の一人、末黒野花(すぐろのはな)が所属するチームです。 は人前では弱音をはかない強気な性格で、行動力思いやりのある少女。

そんな彼等より15年も早く目覚めていた「冬のチーム」

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冬のチームのドラマは悲壮でとても切ない。 生き残ったのは、新巻鷹弘(あらまきたかひろ)ただ一人だけです。
かつての甲子園の大エースは、大きな哀しみを背負いながら、15年ものを独り彷徨い続けます。

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「秋のチーム」3年時間を経験して、自分達の生活の場を築いている。
最初はリーダー稲架秋ヲ(はざあきを)と猪垣蘭(ししがきらん)の二人の独裁色が色濃く描かれます。
だけどこの絶望の世界にあって、彼等二人の指揮生命力とがあってチームが存続できたことが見えてくる。
再登場するその後の話の中で、秋ヲの二人と秋のチームは重要な存在感を示します。

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そして最後に登場する、特別「夏のAチーム」
それは生まれた時から、未来へ行くための教育試験を受け続けて生き残った、文字通りのサバイバルチームです。
その言語を絶する非情経験から、ほぼ全員がトラウマ精神的問題を抱えています。

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そんな様々なグループへ、色々な人々へ視点を移しながら、物語は進んでいきます。

現実を受け入れることに苦しむ人。 求めたを失い希望のない者。 必死に頑張ろうとする者。
一人一人が悩みながら、理解し合い、協力し合い、時にいがみ合い、励まし会い、この未知の世界と闘いながら触れ合っていく。
をこらえながら、精一杯に笑顔を作りながら、もがいて生きようとする。

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次第にそれぞれのチームが出会い、個々の絡まり方が多様性を増していきます。
そうして物語が、深さを増します。
こうなるともうが気になって、続きを読みたくて堪らなくなっているハズ。

既に第17巻まで進んでいるけど、まだまだ新たな展開が待っているでしょう。
登場人物たちの関係が次第に複雑になり、多岐に渡り、先への期待が大きくなります。

新しい出会いが何をもたらすのか。 まだ出会えていない者達のがどこで交わるのか。 旅立つ彼等はこれからを見るのか。
そして新世界に宿った新しい生命

気になるところが満載です。

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「7SEEDS」は読む人によって、思い入れするキャラが分かれそうです。
でも冬のチーム最後の生き残り新巻さんは、優しくて頼りになって、人気高そうですね。



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