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「オフサイド」 ~サッカー漫画ってことで
2010/06/22/ (火) | edit |
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「オフサイド」(作:塀内夏子) 1987年~講談社・週刊少年マガジン



サッカー日本代表のワールドカップ海外初勝利。 新しい歴史が刻まれました。
ワールドカップ1勝を掴むことがどんなに大変か、それがどんなに貴重歴史となるのか、この南アフリカ大会だけでも実感します。
2試合勝てなかった強豪国フランスは、今やチームもサポーターもぐちゃぐちゃみたいです。
そしてずば抜けた攻撃力のチリは、初戦での勝利が実に48年ぶりのワールドカップ勝利だと言う! あの強さで!
南米だと強豪国だらけで出場を掴むまでが熾烈だから、ワールドカップ出場の思い重みが違いそう。
ひとつの勝利がどんなに大きな価値かを、あらためて実感します。

そう言うわけでサッカー漫画です。
サッカー漫画は思い出すと色々あるんだけど、単純に作者が好きってことで、取り上げるのは塀内夏子さんの「オフサイド」
ワールドカップ絡みなら「Jドリーム」の方じゃないの? って意見はスルーの方向で。
こっち作品の方が好きなのです。

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堀内夏子さんは基本的に画面が明るくて、スポーツ物の作品はどれも秀逸ですね。
登場人物は癖があってもいいヤツが多くて、色々な気持ちを抱えてて、とても気持ちよく読めます。
友情とか仲間を思う見せ方がいいし、胸に迫るセリフも多い。 女性作家なのに心情を描くのが本当に上手い。
反面、女性キャラはあまり目だたないで、アクセントになるくらいかな。
そして何と言ってもこの「オフサイド」の気持ちよさは、主人公熊谷五郎(くまがやごろう)の人柄が作ってます。

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普段の彼は何と言うか、気の優しい力持ちって雰囲気。 優しげな笑顔と大きな体の熊谷五郎
彼はその身体の大きさ頑丈さから、子供の頃からゴールキーパーを任されています。

ずば抜けた瞬発力パワーを持つ彼は、間違いなく超一流ゴールキーパーです。 だけど中学の弱小チームは、公式戦で結局一度も勝利を収めることができませんでした。
五郎を好きな幼馴染の伊藤渚(いとうなぎさ)が思わずチームメイトにきつい言葉を言った時、普段温厚な彼がそんなことは言うなと怒りました。
五郎は勝利以上に仲間を大事にする、そんな温かい男です。

中学の思い出作りのために、が他校へ練習試合を申し込みます。
その相手は素行不良で対外試合禁止という中学校。 しかし実力だけなら、地域トップのチームでした。
勝たせてあげるため名前を聞かない学校を選んだハズのは、その事実を知って泣きそうになる。

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この相手チームには際立って上手い二人がいました。 快速フォーワードの薬丸英樹(やくまるひでき)と、彼にパスをだすテクニシャンの佐藤真悟(さとうしんご)。
しかし五郎は最後までゴールを死守します。
中学最後の練習試合で、チームは初めて勝利感激を掴みました。

この熊谷五郎と、薬丸シンゴの三人が同じ川崎高校で出会います。
本当はサッカー強豪の横浜南高校へ進学を考えていた三人。 彼等はそれぞれの事情で、隣の川崎高校へ入学しました。

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そこにあったサッカー部は、3年生の織田キャプテンが仲間を集めて一から教え、1人で作りあげたチームでした。
五郎たちの加入までメンバーも揃っていなかった、見るからに弱小チーム。
だけど彼等は実は、織田キャプテンの指導力により基礎がしっかりと鍛えられていました。
ここに能力の高い3人が加わる。 そこから川崎高校サッカー部の歴史がスタートします。

夏の選手権の後で更に、ブラジル帰りの日比野勝彦(ひびのかつひこ)がチームに加わります。 そして彼のポジションはなんと、五郎と同じゴールキーパー
ゴールキーパーには不向きな小柄な体格ながら、その驚異的な身体能力判断力川崎高校のゴールを死守します。

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日比野勝彦が同じゴールキーパー五郎に、そのキック力をストライカーとして生かすべきだと進言する。
彼は五郎素質を見抜き、五郎ストライカーとして凄い選手になると確信します。

勝彦の加入を経て、川崎高校サッカー部の歴史はその後の「伝説」へと加速していきます。

熱くなると凄い迫力の五郎の、だけど普段の優しげな眼差しが好きでした。
我侭で子供っぽい薬丸と いつもクールなシンゴコンビもよかった。
出番も少なくて目立たないけど、五郎が大好きでずっと応援するの、その一途さも気持ちがいい。
ライバル達にも色々な内に抱えた思いがあって、相手チームの必死な気持ちも伝わってきた。

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やっぱり塀内夏子さんの描くスポーツ漫画って、いいと思う。



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