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「新暗行御史」 ~新しい風は韓国から
2010/06/26/ (土) | edit |
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「新暗行御史(しんあんぎょうおんし)」全17巻(原作:尹仁完 作画:梁慶一) 2000年~小学館・月刊サンデーGX



「DEFENSE DEVIL」の紹介記事で軽く触れたこの「新暗行御史」(しんあんぎょうおんし)。
暗行御史の読みは、作中の日本語ルビで「アメンオサ」ってなってます。 なので個人的には、コミックタイトルもアメンオサって読んでしまう。
梁慶一(ヤン・ギョンイル)さんの画力は凄いし、尹仁完(ユン・インワン)さんのストーリーは独特で裏があってその演出が実に巧妙。
梁慶一さんの魅力的な絵と相まって、何度も唸らせてくれます。
「新暗行御史」はまさに、この韓国黄金ペアによる珠玉の作品。

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朝鮮半島の史実文化が背景にあり、精霊魔物が形となり、そして和的でも西欧的でもない剣術魔法が新鮮な色合いを放つ。
そこに描き出される世界観は、今まで触れたことのないとても神秘的なものです。

「韓国ってなんて凄い作家がいるだっ!」
その時に感じた身震いするような歓喜。 読み進むほど魅了されていった気持ち。 それは今でも鮮明に蘇ります。

に触れておきます。
この後の記事は、「新暗行御史」第1話目ネタバレになります。
「知ってるからいい」 「気にしない」 って人以外は、近くの漫喫BOOK OFFに全力疾走しましょう。

さて暗行御史(アメンオサ)とは、失われた国聚慎(ジュシン)において、地方を巡り悪事粛清をおこなった特殊な「隠密官吏」のことです。

「しかし、その聚慎が滅んだ今・・・ いまだ一人の暗行御史が浮世をさすらっていた・・・」

この物語はこのフレーズで幕を開きます。

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主人公の文秀(ムンス)は、かつては聚慎(ジュシン)の最高位「伝説」の称号を持つ将軍でした。
この文秀の過去は、後半で深く描かれます。 聚慎滅亡の話が、実際はこの物語のになっている。
そして主人公が文秀だと記した時点で、第1話目ネタバレが完了しました。
(俺は完全にやられました!)

文秀暗行御史を名乗り、さすらいのを続けている。
呼吸困難に陥る呪いを身に受けており、万全でない彼に将軍時代の輝きはありません。 
しかし「究極の三馬牌」を有し、その馬牌(マハイ)の力で幽幻兵士(ファントム・ソルジャー)を召喚します。
そして彼がもっとも得意とするのが「だまし討ち」! 実にのある主人公です。

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序盤で最強の女性が、彼の護衛になります。 彼女の名前は春香(チュンヒャン)。
暗行御史を守る護衛「山道」(サンド)を名乗り、文秀を守ることを決意する。

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露出度の高い装備をマントで包み、巨大な大剣を神速で扱う闘士です。
装備って言うか、彼女が身に着けているのは登場時のままの拘束具です。
見た目の純真さとのギャップが大きい山道。 過激コスチュームもそうだけど、その戦闘が凄まじい。
口数が少なくてよく泣きます。 とてつもなく強いけれど、普段はとても儚げな表情をする。
彼女にもう少しを覆う普通の服を・・・ と思ったのは俺だけではないハズ。

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文秀は初めの頃、山道に冷たい態度をとります。 だけどそこには微妙な心理が働いている。
文秀山道の出会いの後は、二人の距離感というか、の繋がりが深まる展開が進みます。
さらに暗行御史に使える従者「房子」(パンジャ)が加わり、3人での流浪の旅が始まる。

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もう一人暗行御史として登場するのがミス(ファン)。 彼女は女性タイプ幽幻兵士を召喚します。
そして護衛の山道は、童女に化身できる精霊獣(♀)です。
山道を見て、暗行御史山道「人外の護衛士」というイメ-ジを抱き始める。 それは終盤になって、文秀山道へと繋がります。

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さらに聚慎最強の剣士だった元述(ウォンスル)が登場。
少しづつ文秀過去や、物語の全容が見え始めます。

序盤は新しい登場人物が多くて、目まぐるしい感があります。 だけど、皆がそれぞれに主要な位置を持っています。
深く作りこまれたストーリーは、次第に大きな流れと盛り上がりを見せてくる。

聚慎の滅亡。 聚慎を滅ぼした阿志泰(アジテ)の秘密。 文秀の目指しているものが明確になっていく。 そして全ての登場人物達が、己の存在をかけて大いなる戦いへと向かう。

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尹仁完さんと梁慶一さんの韓国ペアは現在、週間少年サンデー「DEFENSE DEVIL」を執筆中。
一時過剰ぎみだったイダマリア露出も少し落ち着いて、今は友情絡みの展開になってます。
路線変わってて心配だったから、まぁ一安心ってとこかな。

(記事はコチラ)→ 「DEFENSE DEVIL」

「DEFENSE DEVIL」で二人を露出萌えだと勘違いした人は、この「新暗行御史」認識を変えましょう。



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