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「キャットストリート」 ~止まった時間が動き出す
2010/07/25/ (日) | edit |
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「キャットストリート」全8巻(作:神尾葉子) 2004年~集英社・別冊マーガレット



奇跡の時代「別冊マーガレット」掲載作品から、不登校の女の子が主人公の「キャットストリート」
青山恵都(あおやまけいと)は小学生の頃は、芸能界の有名な子役でした。
ケイト9歳の時、舞台ミュージカルに絡んでに大きなを受けています。
それ以後はずっと不登校となり話相手もなく、16歳の今も街をフラつき無意味な時間を過ごしている。
母親とも拒絶しあい、ケイトは誰とも言葉を交わさずに生きています。

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幼少時に彼女に残った。 それは友達だと信じた相手に裏切られ、冷たく刻まれた傷痕です。
それからは他人が信じられず、ずっとを避けて過ごしている。
笑い方はとうに忘れてしまい、素直な言葉を口にできない。

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そんなケイトをフリースクール「エル・リストン」小島学長が見かけ、学校へ誘います。
次第に「エル・リストン」へ足を運ぶようになるケイト。 そこは何の制約もなく、そして風変わりな生徒が多い。
ケイト佐伯玲(さえきれい)、峰浩一(みねこういち)、野田紅葉(のだもみじ)といった仲間と出会い、一緒の時間を過ごしていく。

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スクール外では小学時代の同級生原沢大洋(はらさわたいよう)と再会。 大洋の大きな優しさに轢かれていく自分に気がつく。

そうして次第にケイト忘れモノを取り戻していきます。 と触れ合うこと。 素直な言葉。 少しづつの笑顔自信
そして初めて、する気持ちを知る。

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フリースクールの仲間達は、それぞれが過去に痛みを抱えています。
佐伯玲はかつて中学サッカー天才と言われた逸材。 峰浩一IQ200天才プログラマー。 野田紅葉ロリータ系ファッションをデザイン自作する女の子。

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それぞれの事情で「エル・リストン」へと通い、普通の10代と違うそれぞれのを追い求めていく。
そしてケイトも、子供の頃に捨て去ったをもう一度思い出します。 

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不登校がベースなので、神尾さんの過去作イメージと違う暗い話になるかと思ったけど、「キャットストリート」には明るさがあります。
理由の一つは、神尾さんの描くキャラ達が優しさに溢れているからでしょう。

それとケイト不登校引きこもりな設定なんだけど、現実の彼女はむしろアウトドア派です。 ほとんど家にいることはなく、いつも出歩いている。
表情が硬くて素直笑顔は作れません。 だけど驚いたり焦ったり赤くなったりしょげたりと、内面感情はとても豊かです。

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キャライメージとしては、見た目のとびっきり可愛い女の子。 も強い。  
これも内容が明るくて痛くない理由の一つでしょう。

でも「キャットストリート」はそれで良いと思います。
神尾さんに暗く陰湿なだけの主人公なんて似合わないw 

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一度「自分」を見失ってしまったケイトが、仲間達との繋がりを通して新しい「自分」へと成長していく。

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人気があったけど、話はそれほど間延びしないで完結しました。
きっと神尾さんが「キャットストリート」で描きたかったことを、描ききったと思ったんでしょうね。



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もしこういう事件が実際にあったら面白くない?
こういう事件が実際にあったら面白くない?

アメリカのフリースクールで銃乱射 5人死亡、11人負傷

[USO]1日2時9分

 カリフォルニア州南部にあるフリースクールで、現地時間の31日、9時ごろ、少年が銃を乱射し5人を殺害し、11人に重軽傷を負わせた。
複数の現地メディアは、犯人の少年は黒いトレンチコートのような服を着ていたと報道。地元警察によると、少年は銃を乱射後に、玄関で銃で自分の頭部を打ち抜き自殺、フリースクールの生徒はすでに避難しており、現場では救急隊員らが対応に当たっている。

私のブログ「アメリカ銃事件報告の書」のカテゴリー「USOニュース」の記事より一部抜粋 詳しくは(全文は)「アメリカ銃事件報告の書」にて

2010/08/03(Tue) 11:17 | URL  | ウオン・スンヒ #-[ edit]
コメントの意図がわからないのでブログを一部拝見しました。
アメリカの銃所持にまつわる事件に絡んで、フリースクールに対する断固としたNOの主張をされているのだと解釈します。

物事に対する見解や主義主張は、個人個人が生きてきた背景やその国の文化とか宗教、社会情勢や報道される様々な事件などにも絡んで百様だと思います。
なのでウオンさんがブログで訴えている内容もひとつの形なのでしょう。
アメリカの歴史詳細とか、うそ(架空)の事件報道記事の内容とか、その詳細さで本気の気持ちは判ります。
あとは、訴える手段とかの問題でしょうか。

神尾葉子さんの「キャットストリート」にも、主人公達が時間を過ごす場所としてフリースクールは出てきます。
だけどこの作品でフリースクールはきっかけの場所ではあるけれど、話の中心は過去に縛られて時間を止めている者達の心の成長です。

ウオンさんは漫画は読みますか?
少なからず悪影響を与える内容の漫画もあるけれど、俺にとっては色んな形の感動を与えてくれる世界です。
小説でも映画でも泣けるけど、いままで一番泣いたのはやっぱり漫画です。
2010/08/04(Wed) 22:50 | URL  | コトモナ #-[ edit]
「USOニュース」に書いてある事件は、私の体験が元になったもので、この事件のモデルになったフリースクールは、私が通っていた、東京にある「S」というフリースクールで、この犯人のモデルは私だ。
2010/10/12(Tue) 14:43 | URL  | ウオン・スンヒ #-[ edit]
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