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「灼眼のシャナ」 ~絵はアレだけど話はかなりソレな
2010/10/28/ (木) | edit |
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「灼眼のシャナ」(作画:笹倉綾人 原作:橋弥七郎) 2005年~メディアワークス・月刊コミック電撃大王



えーと、すでに「釘宮病」に侵されている人には言うまでもないことだけど、アニメ版「灼眼のシャナ」の声は釘宮理恵さんが担当してます。
シャナの 「うるさいうるさいうるさい!」 のセリフは特に有名。

あ、今 「くぎゅううううぅぅ」 って叫んだソコの人。 人の迷惑も考えようね。
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この漫画版「灼眼のシャナ」も、笹倉綾人さんのアニメ絵みたいな作画の印象から、低年齢向けな内容かなと想像してました。
更にテレビアニメ劇場アニメは、この漫画が原作なんだろうと勘違いしてた。

「灼眼のシャナ」を実際に読んで見ると、その異世界を含めた舞台設定の細かさに驚きです。
と言うか、設定が細かくできてるのも納得。 この「灼眼のシャナ」原作は、橋弥七郎さんの人気ライトノベル小説でした。
小説では本編の既刊が第20巻までで、その他の外伝4巻もあります。
そして物語は今もなお継続中。

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そんなわけで「灼眼のシャナ」の世界観と、主人公のシャナと彼女の戦いに巻き込まれる坂井悠二(さかいゆうじ)の紹介を少し。

まずこの世界には「紅世の徒」(ぐぜのともがら)と呼ばれる、異世界の住人の存在があります。
我々が存在する「この世」と、(ともがら)の住まう「紅世」(ぐぜ)と呼ばれる二つの異なる世界があります。

遥かな古より紅世の徒は、人間がこの世界にあるための根源的な「存在の力」を喰らい、不思議を行うためのとしていました。
紅世の徒存在の力を奪われて喰われた人間は、もともとこの世にいなかったことになります。

そのような人間は「トーチ」と呼ばれる残り滓となり、残った微かな力がすべて燃え尽きると消滅します。
人々の記憶からも消え去り、この世に存在したという全てが失われます。

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だけどその消失は、人の本来あるべき繋がりに対して不条理なものです。
人間の存在の力が喰い荒らされ空白を開けられた世界には、次第に歪みが生じています。
古来より自由自在に跳梁する紅世の徒によって、世界の歪みは加速度的に拡がっていました。

紅世の徒達の中に、大きくなる歪みが「この世」「紅世の世」の双方に、破滅的災いを招くと危惧する者がいました。
人間を喰らい歪みの拡大を止めぬに対して、紅世の王達はひとつの決断を下します。

人間世界で思いの侭に振舞う滅するという、それは同胞狩りという苦渋の選択でした。
こうして紅世の徒を滅する武器となって、戦う者が生まれました。
それは、元は人間であった者達です。 への復讐を願い、紅世の王契約を交わして特別な力を得た異能討滅者達。

この討滅者「フレイムヘイズ」と呼ばれます。

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主人公のシャナは、フレイムヘイズの一人です。
敵対するからは「炎髪灼眼の討ち手」称号で呼ばれます。
彼女自身に名前はありません。 自らが振るう太刀の名を呼び名に付けて、彼女は 「贄殿遮那(にえとののしゃな)のフレイムヘイズ」 と名乗っていました。

そんな名のない彼女を、坂井悠二「シャナ」という名前で呼びます。

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普段は黒目黒髪の少女です。
シャナ討滅者たる時、そのは炎のように真っ赤に染まります。 は燃えるような灼眼に輝きます。
彼女は不老の存在であり、実年齢も不詳不明。
見た目なら中学生くらいに見えます。

登場時は冷徹で、人間らしい感情を見せない彼女。
悠二からシャナの名で呼ばれ、悠二の高校で日常を過ごし、そうして人の温かさを知ります。
悠二を意識している自分に戸惑い、そして惹かれていきます。
そうやって次第にシャナは、普通の女の子の抱く人間らしい感情を知っていきます。

戦いの場の猛々しい姿と、日常の乙女な表情とのギャップが激しさを増し、一方で悠二を共にした戦いをきっかけにして、シャナの中に眠っていた新たな力が目覚めていく。

ついでだけど、彼女は天然のツンデレです。

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彼女の契約している紅世の王は、名を「天壌の劫火」(てんじょうのごうか)といいます。
普段はシャナペンダントに意識を現出させていて、アラストールの通り名で呼ばれます。

アラストールにとってのシャナは、戦いのための契約者であり兵器です。
だけどそれだけじゃない二人の関係が、端々に垣間見えます。
アラストールシャナをとても大切に想っている気持ちが、次第に伝わってきます。
人間的な心の欠落しているシャナに、温かなの成長を願うアラストール。 そこにはまるで、を見守るような雰囲気があります。

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さて、このシャナ達と出会ってその戦いに巻き込まれていく少年が、坂井悠二
御崎高校へ通う15歳
彼は登場の最初から、実に可哀想な目に遭います。 何しろ登場の1話目で、いきなりあっさりと死んじゃいます。
そして良くも悪くも、シャナとの運命の出会いがこの時にあります。

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話が進んで背景がもっと見えてくると、悠二が実際はシャナ達に巻き込まれた訳じゃなく、以前から彼の存在特別であったことが見えてきます。

紅世の徒存在の力を奪われ、残り滓トーチとなってしまう悠二
だけど彼は、ただ消滅を待つだけのトーチではありませんでした。
彼の内には、「零時迷子」という宝具が宿ります。 宝具を宿す特別な存在は「ミステス」と呼ばれます。

悠二ミステスであり、宝具の持つ存在の力を回復する能力によって、死んだ坂井悠二代替物ながらもこの世にあり続けます。

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トーチとなった自分自身に悩みながらも、次第に成長して、悠二フレイムヘイズの戦いに彼なりの目的を見出していく。
そして手に入れていくとともに、彼自身が物語中心的な位置を占めていきます。

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シャナを含めて可愛い女の子にモテまくりの悠二。 だけどどこまでも鈍感という、美味しいキャラだったりします。

戦いも次第に熾烈を極め、色々な背景状況が絡みあう。

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「灼眼のシャナ」を、単純な萌えキャラ漫画だと侮ったらいけません。
この緻密な設定は、なかなか読ませます。

そしてツンデレ要素が増量中ですw



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